会頭挨拶

会頭挨拶
ご挨拶

第36回全国病児保育研究大会を、2026年 7月19,20日に弘前の地で開催します。このような機会をいただき、大変嬉しく思っています。病児保育は、病気の子どもを一時的にお預かりする事業です。そこでは専門の保育士、看護師、医師が携わることで病気の子どもたちにとって最適な環境でのケアが施され、子ども達の育ちの保証を提供しています。そのような病児保育は、最高の子育て支援と考えておりますが、保護者にとっても就労支援になっています。この大会では、子育て支援に関する専門知識やベストプラクティスの共有、最新の研究に基づく情報提供などを通じて、病児保育の質の向上を目指します。さらに、参加者同士の交流やワークショップの機会を設けることで、お互いの学びと共感を深める場を提供し、病児保育の未来に向かって取り組んでいきたいと考えております。
会場の弘前文化センターは、弘前城公園や弘前市役所、弘前大学医学部附属病院のそばで町の中心部にあります。しかし青森県は本州の最北端、その中でも弘前市は県の西部にあり、全国各地から来られるには決してアクセスがよい場所ではありません。また地方都市は人口減少が著しく、都会から来られた方には市街商業施設の空洞化を感じることと思います。しかしそのような地域でも子どもやその家族は生活をしていて、健やかな子どもの育ちを願う親の気持ちに変わりはありません。その願いに子育てに携わる我々は応えて、子どもの育ちを保証しなければならないことに共感していただきたいと思います。このような地方都市にも飛行機や新幹線は整備されていて、全国のどこからでもその日の朝発てば、午後にはつくはずです。私たちは有意義な研究大会になるように準備を進めておりますので、多数の参加者がご来場いただけることを期待しております。皆様のお力添えやご協力が無ければ本大会は実現しません。どうか皆さまのご協力いただき、実りある会になりますようお力添えをいただけるように切にお願い申し上げます。本大会の成功に向けて、皆様と共に取り組んでいける事を楽しみにしております。
第36回全国病児保育研究大会会頭
荒井宏治
